Lenovo IdeaPad Pro レビュー:Snapdragon 8 Gen 2と120Hz OLEDパネルのベンチマーク検証

「あれ? もしかして単にコストパフォーマンスが壊れているだけでは?」
スペック表を見た時、私の目は釘付けになりました。
3万円台でスナドラ8 Gen 2? 何かの表記ミスを疑いました。

Lenovo IdeaPad Pro (2025)は、一般的にハイエンドスマートフォンに搭載されるSoCをミドルレンジ価格帯で実装したモンスターマシンです。

本記事では、筐体のデザイン性には触れず、
SoCのピークパフォーマンス、サーマルスロットリングの挙動、そして120Hzディスプレイのリフレッシュレート制御について数値データを基に検証します。

1. ベンチマークスコアと熱制御

搭載SoCであるSnapdragon 8 Gen 2。
Antutu総合スコアは1,230,000点を記録。
10万円クラスのスマホと同じスコアを、この板が出しています。

特筆すべきは放熱設計です。
3DMark Stress Testにおいて、パフォーマンス安定率(Stability)は92%を維持
筐体が大きい分、スマホより排熱が有利なんですね。
原神(最高画質)も平均58fpsでヌルヌル動きます。これが3万円台...恐ろしい時代です。

詳細スペック表

SoC Snapdragon 8 Gen 2
メモリ 8GB LPDDR5X
ディスプレイ 11.2インチ OLED (2560x1536)
リフレッシュレート 120Hz

2. OLEDディスプレイの階調と応答速度

ディスプレイは有機EL(OLED)。
黒は「完全な黒」です。
映画の夜景シーンで、画面が白っぽく浮くことはありません。
動画視聴専用マシンとして見ても、100点満点です。

3. 生体認証と思想的な仕様制限

ここでコストカットの秘密が明かされます。
指紋認証、ありません。
顔認証のみ。しかも簡易的な2D認証です。
さらに、USBポートからの映像出力も不可。

「余計な機能は要らないだろ? その分安くしたぞ」
というメーカーの割り切りを感じます。個人的には大賛成です。

4. 45W急速充電の電力推移

0%から50%までは約35分。
最近のスマホのような「15分で満タン!」みたいな魔法はありませんが、
8200mAhという巨大バッテリーを考えれば十分実用的です。

5. まとめ

ここがスゴい!
  • 3万円台でAntutu 120万点
  • 有機EL 120Hzの圧倒的映像美
  • 原神も最高画質で動く
ここが微妙...
  • 指紋認証がない
  • TV出力などはできない

Lenovo IdeaPad Proは、
「ゲームと動画以外は捨てる」
という潔い選択をしたタブレットです。

もしあなたが「エンタメ消費用」のタブレットを探しているなら、
iPadを買う前にこれを検討してください。
浮いたお金で、高級なヘッドホンが買えちゃいますよ。